新型レヴォーグ STIスポーツEX試乗 間違いなく「買い」のステーションワゴンだが難点はデザイン
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:望月 浩彦 266
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「2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した新型スバル「レヴォーグ」の、一番人気のグレードである「STIスポーツEX」に試乗した。いや、より正確に言うなら「購入」した。写真は筆者が購入した個体ではないが、「実際買ってみてどうだったのか?」との視点から、新型レヴォーグSTIスポーツEXの試乗レポートをお届けしたい。
各メディアですでにさんざん紹介されているモデルゆえ、「クルマのプロフィール解説」は最小限にとどめよう。
レヴォーグとは、2014年に初代モデルが発売となったスバルのステーションワゴン。2020年10月15日に発売された2代目(現行型)は、エンジンをそれまでの2.0Lターボまたは1.6Lターボから新開発の1.8L水平対向4気筒ターボに一本化し、ボディ骨格をフルインナーフレーム構造とした最新の「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」に刷新。そのうえで新世代アイサイトを全車に標準装備し、準天頂衛星「みちびき」やGPSから得られる情報と3D高精度地図データを利用した新機能「アイサイトX」も設定している。
グレードは大きく分けて、ベーシックな「GT」と中間グレードの「GT-H」、そしてZF製電子制御ダンパーをスバルとして初採用した「STIスポーツ」の3種類。前述したアイサイトX搭載車はグレード名の後ろに「EX」と付く。
で、今回試乗したのは――というか購入したのは、最上級グレードであり一番人気グレードでもある「STIスポーツEX」だ。
まずディーラーにて担当セールス氏からコックピットドリル(諸々の操作方法の説明)を受けるが、昔のクルマと違ってあまりにも複雑かつ高度な機能を有しているため、とてもじゃないが一度では覚えきれない。そして担当氏も「まぁ細かいことはおいおい覚えるようになされば十分かと存じます」と言うので、安心して(?)細かいことは無視して帰途につく。
ディーラーから自宅まではわずか1kmほどの距離でしかないためイマイチつかめなかったというのもあるが、よくある「10m走らせただけで『このクルマはすごい!』と実感しました」みたいなことは特になかった。
新型レヴォーグSTIスポーツEXに驚愕したのは納車翌日のことである。
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